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社名の由来
広大なネットの旅に寄り添うことが務めのため、旅人の守護の天使ラファエルの名からいただきました。
ラファエル(英: Raphael)とは、ヘブライ語で「神は癒やす・神よりの薬」という意味です。聖書は、天使の名として、ガブリエル、ミカエル、ラファエルを記していますが、エル(el)は、セム系の言葉で「神」を表しています。たとえば、ガブリエルは「神は力がある・神は私の勇士・神の人」、ミカエルは「神に似たるものは誰か・誰が神のようであろうか」という意味です。
ラファエルは新約聖書には登場せず、旧約聖書(第二正典)の『トビト記』でのみ言及されていますが、神から遣わされ、人に姿を変えて息子トビアの旅の道づれとなり(トビ5:4)、あらゆる危険から守り、よい縁に導き、悪魔に取りつかれたトビアの花嫁サラを救い出し(トビ8:2-)、失明している父トビトの目を治した(トビ11:7)天使として描かれます。このトビト記において、ラファエルは自らを「栄光に輝く主の御前に仕えている七人の天使の一人」(トビ12:15)と名乗り、聖なる人の祈りを神に執り成しています。
天使ラファエルは、「神は癒やす」という象徴的な名と役割から、旅人や若者の守護の天使とされ、祝日はガブリエル、ミカエルと同じく、9月29日です。
また、キリスト教の正典に含まれていませんが、旧約聖書外典の『エノク書』では、堕天使の罪により汚れた地を「癒した」とされます。死海文書にも記述があり、古代ユダヤ教のラビによれば、アブラハムに 3番目に現れた天使で(創18:2-15)、高齢のサラに子を生む力を与えた天使ともされています(創18:12参照)。